Thursday 15 December 2011

This is Sheraton Asuncion これが「シェラトン・アスンシオン」

10年前にブラジルのベレンにあるシェラトンに数泊した。その時はここが世界で最低レベルのシェラトンホテルと紹介されたが、私的には部屋は広く、基本的なサービス機能は充実していたので、シェラトンホテルと考えなければそれほど質の悪いホテルとは感じなかった。これは期待値の違いから生じることだろう。

シェラトンは、メリディアンやウエスティン他の国際的なホテルブランドを運営しているstarwoodにより運営されている。この会社、巨大である、世界中に900以上のホテルを所有している。
http://www.starwoodhotels.com/

The Westin Hotelは一時、青木建設が所有していたが、1994年に同ホテルへ売却されている。メリディアンは2005年エールフランスから買収し、何時の間にかホテルブランド会社となってしまった。

宿泊する立場で考えると、こういうホテルには当然ながら快適なサービスを自然と要求している。特にビジネスとなると質の高いサービスが必要となり、それに応えることが優先される。

さて、アスンシオンにもシェラトンホテルがある。ここでは最もシェラトンらしくないシェラトンと酷評され、五つ星を標榜しているが他のアスンシオンの五つ星と比較して、サービスレベルが劣る、と評されている。外観は新しそうなのだが。 こういうホテル、ロビー横に気の効いたカフェが通常あるはずなので、宿泊はしないものの、アスンシオンに滞在しているので、ちょっと覗いてみた。

そういう想定で打合せをシェラトン・アスンシオンに設定したのである。先ず玄関を入ると、真新しい建物で吹き抜けのアトリウム的な空間はかなりのボリューム、入って右側にレセプション、左側はカフェとなっている、その左奥が繋がっているが、テーブルクロスが掛 けてあるテーブルなのでレストランの意味だろう。

セントロにあるクラウンプラザ、これも五つ星らしいがサービスの質はかなり低いというか、のんびりしていた。レセプションには常時人が配置されていないし、カフェのウエイターもノンビリ調子、箱はまあまあなのだろうけど。 その印象を引きずったかのようなシェラトンのカフェでのウエイターの対応、テーブルの上には既に客がいないのに片づけがされていないコーヒーカップがしばらく放置されたまま、案内は当然いない、テーブルに付いてからもしばらくは応対なしだ。こんな調子なのであった。

エスプレッソを注文したが、確かにエスプレッソかもしれないが、薄いシャビーなエスプレッソには驚いた。クラウンプラザは少なくとも「illy」のコーヒー豆だったがここはあまり気にしていないようだ。しかし、値段はクラウンプラザを上回る19,000PYGであった。他のメニューはどうかわからないが、最初に躓くと先へ進 みにくくなる。これが、シェラトン・アスンシオンの現実だ。

しかし、柱のないかなり広い宴会場があり、このホテルの最大の収益源となっているようだ。週末は結婚式利用で1年先程度まで埋まっていると聞く。噂だけかもしれないが。そういう宴会場ホテルなので、それ以上、サービスを向上させることはきっと考えていないのであろう、パラグアイと言うのは何かそんな考え方をするような国の印象だ。

ないものねだりかもしれない。バンコクのシェラトン・グランデは私のお気に入りホテルの一つだが、これらとは全く別のホテルと考えた方がよさそうだ。
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