揺らぎ始めた「プーチン独裁」、下院選挙で与党失速
日本のマスコミはどうも表面的な数字に捉われた報道をするようだ。日本のメジャーな経済紙にこんなタイトルでロシア下院議員選挙結果を報じていた。前回の選挙よりも与党は得票率を15ポイント近く落とし、KPRF他が躍進した。
だからといって揺らぎ始めたと言えるのか、絶対に、そんなことはない。
与党統一ロシアは、KPRF(共産党)を除いた他の野党(LDPRとA Just Russia)と連立を組める体制にある。A Just Russiaはクレムリン製のようだし、ジリノフスキー党首のLDPRだってプーチン体制に沿った政党だ。それに野党にはプーチンクラスの対抗馬がいないではないか。だから独裁は揺らがない。
速報値(NOVOSTI)
United Russia 50.5
KPRF 19.13
LDPR 11.67
A Just Russia 13.03
Yabloko 3.06
Patriots of Russa 0.96
Right Cause 0.58
http://en.ria.ru/infographics/20111205/169328821.html
今回の選挙結果は、経済状況を反映したのであろう、前回の選挙は、リーマンショック前になる。
No comments:
Post a Comment