2016年11月29日、
エチオピア電力公社へ行ったら、昨年フル発電を始めた、GIBE3の写真があった。設計設備容量は1870MW(187x10)、これで当国の設備容量が倍増した。オモ川を堰き止めて建設された。当初、EIBが設計を支援、アフリカ開発銀行と世界銀行が融資する計画で進められたが環境NGOがトゥルカナ湖が干上がると反対運動を始め融資が中止された。その結果、政府はミレニアム債権を起債し資金調達、電気設備及び機械類は中国商工銀行が融資、グリッドへの接続には中国輸銀、世銀が融資。GIBE3からケニアへの500kV送電線が建設中、ケニア国内は世銀が、エチオピア国内はアフリカ開発銀行が融資している。2015年末で発電設備容量は4180MW、数年後に青ナイルを堰き止めた6000MWの巨大発電所が出来る見込み。
エチオピアのGilgel GIBE3水力発電所の運用開始式典が12月17日に行われた。アフリカ大陸で第3位の規模となる1870MW (187x10)、オモ川を堰き止めたダムで下流のトゥルカナ湖がアフリカのアラル海となると環境団体が追求し、アフリカ開発銀行、世界銀行、欧州開発銀行等からの融資が見送られた。その結果、総事業費Euro1.5 bil.の60%を中国輸銀が融資、40%はエチオピア政府の自己資金で賄われた。コントラクターはイタリアのSalini Implegilo。
さらに、現在、建設中であるグランドルネサンスダム(6000MW)が数年内に完成する見込み。
さて、日本政府や日本企業がこの式典に招待されているのであろうか?
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