プノンペンでは配車アプリ(Ride Hailing Application)が使える、PassAppとGrabでタクシーやTukuTukuを呼び、現金もしくはQRコード決済、クレジットカード決済で支払える。PassAppは現金とQRコード決済、Grabは現金、クレジットカードで支払え、QRコード決済は未確認。
さて、このTukTukという乗り物、私のイメージはタイのTukTukしかない、ここでTukuTukuと呼んでいるのはインド製のBajaji等である。もう一つ似ている乗り物がある。二輪車で荷台を牽引し、荷台に人を乗せるもの(Long-tailed Remork)。どうもこの定義が話だけを聴いていると混同してしまう。
配車アプリ(RHA)での表示をみると、PassAppではTukuTukuという車種は存在しない、Rormork(二輪車の牽引車)、Rickshaw(三輪のBajaji)、Classic(セダン)、SUVである。Grabでは三輪BajajiをTukTuk、二輪車牽引車をRemorque(フランス語由来)、それとCarの分類となっている。
プノンペンでTukTukと言っているのはインド製三輪のBajaji等であり、タイのミゼット(その昔)を改造したTukuTukuではない。Grabでは三輪BajajiをTukTukと分類しているが、PassAppではRickshawである、Rickshawはインドの用語であろう、リキシャ(力車)が語源のようだ。もう一つ、ベトナムでもよく見かけるフランス語由来の三輪自転車、シクロがある。
上記写真の車種はPassAppではトゥクトゥクではなく三輪車(インドのBajaj)となり、一般的にこれをトゥクトゥクと称しているが配車アプリではそうではないので紛らわしい。
では、前述のRHAの分類とは異なるが、TukTukトゥクトゥクとは?
これは二輪車が二輪の荷台(客車)を牽引している車種(Long-tailed Remork)をいうようだが、曖昧な点もある。Remork自体は三輪車(Bajaj)よりやや大きく視界が広く快適である。
Tuk tuks are two-wheeled carriages pulled behind a motorbike and can accommodate typically up to 4 persons.
配車アプリのGrabではTuk-Tukトゥクトゥク(上記の写真)はLong-tailed Remorkで三輪車はリクシャRickshaw(インド製Bajaj)となる。Long-tailed Remork、カンボジアに居ないと表示されない、Remorkは仏語でtrailler、牽引車であろう。下記記事に「配車アプリの普及で利用が便利になった小型タクシー「トゥクトゥク」や、バイクの後ろに人や物を運ぶ荷台を付けた「ロモ」と呼ばれる車両も多い」とあるので、区別できている人は区別できている。
https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/46455
初カンボジアの私は、PassAppでTukTuk(Bajajと信じていた)を呼んで最初はすぐに来たが、Bajajiではなかった。バイクが荷台を牽引しているタイプでこういうのもあるのか、視界広く写真が撮りやすいなあ、程度の認識だったが、実はこれはRemorkだった。
そして、PassAppで次へ移動すべくTukTukを呼ぶが全くヒットせず、目の前を多くのBajajの空車が頻繁に通過していく。不思議に思いながら20分待ってやっと来たら同じバイクが牽引するタイプだった。それで何か変だぞと思い確認することにしたところ、前述の通り、TukTukだと思っていたのはPassAppでは三輪車、TukuTuk=Long-tailed Remorkなのでなかなか来なかったということのようだ。
料金はTukTuk(Long-tailed Remork)で2.4kmで6800KHRなので1㎞あたり約2800KHRとなる。
No comments:
Post a Comment