先日(2021/10/28)、品川シーサイドのイオンに行ったらハロウィンエッグが売っていた。よくわからないけどいつの間にか日本でもハロウィーン、ハロウィーンというようになった。
1980年代後半にアメリカへ行ったときにハロウィーンの存在を認識したが、それがいつの間にか日本でのハロウィーンがニュースで報道されるようになった、特に2010年以降だろうか、SNSで情報がシェアされ人が集まりやすくなったのだろう、特に渋谷のスクランブル交差点(TBSによると2008年頃から集まり始めた)が聖地のように扱われている。
wikiによると、読売新聞の片山一弘編集委員が1995年11月1日の同紙に掲載された投書を取り上げ、1990年代半ばの時点からハロウィーンの商業利用が盛んになりつつあったと推測し、夏休みとクリスマスの間の販促イベントの材料として相応しかったのだろうと分析している。
その後、1990年代後半より始まった東京ディズニーランドのイベント・ディズニー・ハロウィーンをはじめとするイベントが各地で開催されたことに加え、2000年代後半より菓子メーカーが相次いでハロウィン商戦に参入したことなどを契機としながら、2010年代中盤にはSNSの普及にも後押しされて市場規模が拡大していったようだ。
日本での定着に大きく貢献したのは東京ディズニーランドのイベントであろう、それに便乗したのが菓子メーカー等の商業主義、駅のデコレーションなどにカボチャが並んでいるのをみると不思議な光景に見える。
ちなみにハロウィーンは、古代ケルト人が起源と考えられている毎年10月31日に行われる祭事で祝祭本来の宗教的な意味合いはほとんどない民間行事として特に米国で定着している。ケルト人の1年の最後の日が10月31日にあたり、秋の終わりであり冬の始まりであり、時期を同じくして現れる悪霊の魔除けとして仮面を被ったり焚き火を焚いていた名残りである。
キリスト教にとっては異教徒の祭りであり様々な見解がある。カトリック教会の諸聖人の日が11月1日であり、ハロウィーンを取り込んだ、潰したとする見方があるが、キリスト教の祭事ではないことが前提となっている。
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