1964年、東京オリンピックのマラソン、ちょうどこの季節だったであろう、エチオピアのアベベ・ビキラ選手が甲州街道を駆け抜けローマ大会に続いて金メダル。アベベの出身部族であるオロモ族はエチオピア最大の部族かつマラソン等の長距離競走に多くの選手を輩出。先のリオデジャネイロオリンピックのマラソン銀メダルもオロモ族。
アベベは19歳でエチオピア皇帝、ハイレ・セラシエ1世の親衛隊に入隊、朝鮮戦争に従軍するため釜山まで行くも直ぐに休戦、その後、軍隊内で能力を見出されローマオリンピックのマラソンで優勝、アフリカ黒人に初の金メダルをもたらした。そして、次の東京オリンピックでも金メダルと2大会連続の快挙を成し遂げた。
リオ銀メダルリストはゴールする際、両手を交差し抗議のゴールだった。その後、2018年4月にエチオピアでは政権交代が進みオロモ出身のアビィ首相が誕生している。
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