Monday, 15 May 2023

下目黒のロシア正教教会

 下目黒にある東京で二番目のロシア正教会モスクワ総主教庁駐日ポドウォリエ、駒込にも聖堂があります。下目黒のは聖義徳大公アレクサンドル・ネフスキー聖堂といい、2008年9月12日に成聖式が行われています。

駐日ポドウォリエ創建には米国による占領政策が関係している。

太平洋戦争末期の1945年8月にニコライ堂の第2代のセルゲイ府主教が永眠したため、1946年11月にモスクワ総主教庁が2名の主教を派遣したが、GHQにより入国が許可されず、米国から主教が招聘された。

これに賛同できない聖職者がニコライ堂を離れて正当正教会を組織し、ロシア正教会を継承した。当初、ニコライ堂の中にあった祈祷所(元ロシア人学校)から新宿に移転、1967年12月には、ニコライ佐山司祭が日本正教会第3代首座と公示された。

そしてニコライ堂グループは、ロシア正教会の下に戻り、新たな東京及び日本の主教ウラジミールが任命され、自治日本正教会(ニコライ堂=日本ハリストス正教会)として活動を開始し、和解が成された。日本正教会は、1979年5月、「日本正教会」から「ロシア正教会モスクワ総主教庁駐日ポドウォリエ」に名称を変更、法的に登記された。よって、日本には、日本ハリストス正教会とモスクワ総主教庁駐日ポドウォリエの2種類のロシア正教会が存在することとなった。




写真:著者

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