Friday, 5 May 2023

目黒のロシア正教会(ポドウォリエ)

 Saint Alexander Nevskiy Russian Orthodox Church, Meguro Tokyo near by my residence.

ロシア正教会モスクワ総主教庁駐日ポドウォリエ目黒教会、これも昨日の話題に、今日、近所なので覗いてみたが静寂。奉神礼では5月1日〜8日は不禁食週間、7日、14日、21日、28日は徹夜祷(下の方に写真があります)。

http://www.sam.hi-ho.ne.jp/podvorie/

下目黒にある東京で二番目のロシア正教会モスクワ総主教庁駐日ポドウォリエ、駒込にも聖堂があります。下目黒のは聖義徳大公アレクサンドル・ネフスキー聖堂といい、2008年9月12日に成聖式が行われています。

駐日ポドウォリエ創建には米国による占領政策が関係している。

太平洋戦争末期の1945年8月にニコライ堂の第2代のセルゲイ府主教が永眠したため、1946年11月にモスクワ総主教庁が2名の主教を派遣したが、GHQにより入国が許可されず、米国から主教が招聘された。これに賛同できない聖職者がニコライ堂を離れて正当正教会(ニコライ堂グループ?)を組織し、ロシア正教会を継承した。

当初、ニコライ堂の中にあった祈祷所(元ロシア人学校)が新宿へ移転、1967年12月には、ニコライ佐山司祭が日本正教会第3代首座と公示された。他方、ニコライ堂グループは、ロシア正教会の下に戻り(米国の?)、新たな東京及び日本の主教ウラジミールが任命され、自治日本正教会(ニコライ堂=日本ハリストス正教会)として活動を開始し、和解が成された。

日本正教会(モスクワ総主教庁)は、1979年5月、「日本正教会」から「ロシア正教会モスクワ総主教庁駐日ポドウォリエ」に名称を変更、法的に登記された。このように、日本には、太平洋戦争後にロシア正教会(ニコライ堂=モスクワ総主教庁)がGHQの影響により、日本ハリストス正教会とモスクワ総主教庁駐日ポドウォリエに分かれた、2種類のロシア正教会が存在することとなった。

下目黒の聖義徳大公アレクサンドル・ネフスキー聖堂









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