Sunday, 15 January 2012

日本で本物のコーカサスヨーグルト(マツン)を作る-その1

アルメニアで毎日食べいたエレバン郊外の農家で作ったマツン(Matsun)、トロッとして私的にはウマウマだったマツン、日本でもそのマツンを培養してみようと思う。

日本で「コーカサスヨーグルト」と呼ばれているヨーグルトは、ケフィア(ヨーグルトドリンク)を指す場合が多い。

本来のコーカサスヨーグルトとは、コーカサス地方で食べられている乳製品のこと、このコーカサス地方とは、カスピ海と黒海に挟まれた地域でアゼルバイジャン、グルジア、アルメニアの3カ国(南コーカサス地域)及びロシア南部の北コーカサス地域を指す。

ここでヨーグルト(ヨーグルトの定義がわからないがヨーグルトと同様な乳製品)はMastunと呼ばれている。アルメニア高地が原産との説明があり、アルメニアではマツンと発音するがグルジアではマツニ、少しづつ異なるがmatsoon, matsoun,matzoun, madzoon, madzoun macun, matson, matsoniのどれかだろう。

WikiにMatsunがあったので紹介しておく。

Matsun
http://en.wikipedia.org/wiki/Matsun

ところがこのコーカサスヨーグルトは、日本では「カスピ海ヨーグルト」とと呼ばれている。
下記のサイトでは「カスピ海ヨーグルトオフィシャルサイト」と称している。
http://www.caspia.jp/index.html

私が求めているコーカサスヨーグルトと同じであろうと思われるのは、コーカサス地方で長寿の研究をしていた家森教授がグルジアから栄養分析のため食品サンプルとしてヨーグルトを持ち帰り、残ったヨーグルトを自家用に培養したのが日本での始まりという件があったからだ。

そのときに、この家森先生が名づけたのかはっきりしないが「コーカサスヨーグルト」がいつしか「カスピ海ヨーグルト」として広まっていったようだ。不思議である。

このカスピヨーグルトの菌を培養し、粉末として家庭用手作りのためにフジッコが種菌を発売していることがわかった。粉末種菌3g×2包で1000円だそうだ。
http://www.caspia.jp/network/index.html

オンラインストアがあり、ここから申し込みができる。先ずはこの粉末種菌を入手することにした。

フジッコ通信販売
http://www.shop-fujicco.com/front/category/caspi


実物のカスピ海ヨーグルトはスーパーマーケットでも販売されている、でも記憶に無いな。

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