Tuesday, 10 January 2012

違和感があったNHKのニュースウオッチ9のシリア報道

昨晩、1月10日だな、21時からのNHKニュースウオッチ9を観ていたら、アラブの春の延長線上で昨今のシリア情勢のニュースが報道された。NHKの記者が現地から生中継で放送しているのだが、その内容があまりにも表面的過ぎないかと言う印象だった。

記者は、アサド政権末期なので外国人メディアを取り込むためにここに来て一挙に受け入れた、しかし、報道制限がある、これまで5000人以上の市民犠牲になっている云々、他方、タルトゥースへのロシア空母寄港やペルシャ湾でのイランによるホルムズ海峡封鎖懸念などには触れていない。

Syria hails visit of Russian warships to Tartus
http://en.rian.ru/russia/20120109/170675862.html

Oil: Iran's Hormuz Strait Threats Could Wreak Global Economic Havoc
http://www.forbes.com/sites/afontevecchia/2011/12/13/oil-irans-hormuz-strait-threats-could-wreak-global-economic-havoc/

U.S. warns Iran against closing Hormuz oil route
http://www.usatoday.com/news/world/story/2011-12-28/iran-hormuz-closure/52251414/1

大所高所からシリアを俯瞰した報道がジャーナリズムではないだろうかと思うし、それが無ければ単なるお使いで、シリアまで行かなくてもスタジオから伝えられる内容ではないか、と感じた次第。

Russian warships leave Syrian port of Tartus
http://en.rian.ru/world/20120110/170695026.html

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