アンガルスクの国際ウラン濃縮センター
International Uranium Enrichment Centre
http://eng.iuec.ru/
イルクーツク州の州都イルクーツクから北西へ40kmに位置するアンガルスクにある。町の名前の由来にもなっているアンガラ川(バイカル湖から唯一流れ出る河川)が流れている。アンガルスクは、第二次世界大戦後の1948年、ドイツ軍捕虜によって工業都市として建設され、1951年に市に昇格。
2006年、イランなどがウラン濃縮技術の修得を進めるなど、核拡散への国際的な緊張感が高まる状況を背景に、プーチン大統領(当時)が核燃料の安定的供給を行う機関を設立することを提唱し、翌年、国際ウラン濃縮センターが発足した。
経営は、ロスアトムが中心となりカザフスタンが出資する株式会社の形態を採っており、今後は協力国を増やしていく予定となっている。 現在、ロシア(ROSATOM)が50%+1株、カザフスタン(KAZATOMPROM)が10%、ウクライナ(Nuclear Fuel)が10%、Armenia NPP等から構成される。
http://eng.iuec.ru/about/corp_structure/
シベリア鉄道の中間に位置していることから極東への濃縮ウランルートとしてもポテンシャルが高い。
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