御茶ノ水に降り立ったのでニコライ堂の裏の道を歩いてみた。逆光なのであまり写真が良くないが、変わらず御茶ノ水のランドマークだ。
ニコライ堂(神田駿河台)にある正教会の大聖堂で、日本ハリストス正教会の本部である全日本の府主教座・東京大主教座聖堂である。正式名称を東京復活大聖堂という。ニコライ堂の名は日本に正教会の教えをもたらしたロシア人修道司祭(のち大主教)の聖ニコライに因んでいる。
建物は、緑色の大きなドーム型屋根が特徴である。建築様式はビザンティン様式で、聖ニコライの依頼によりロシアの建築家ミハイル・シチュールポフが基本設計を行い、英国人建築家ジョサイア・コンドル(Josiah Conder)が設計の一部を修正したうえで監理にあたり1891年3月8日に竣工した。
ジョサイア・コンドルは、明治の日本政府と5年間の契約を結び、1877年(明治10年)に来日した。工部大学校(現・東大工学部建築学科)造家学教師および工部省営繕局顧問として辰野金吾ら、創生期の日本人建築家を育成し、日本建築界の基礎を築いた。
建築はロンドン大学で学んでいる。バートレット・スクール(UCL Bartlett Scholl)の前身だろうか。
彼は、のち、建築事務所を設立し財界関係者の邸宅を設計した。1940年に取り壊された鹿鳴館も彼の作品である。日本人女性と結婚し生涯、東京に暮らした。
日本正教会
http://www.orthodoxjapan.jp/
日本のロシア正教会
ロシア正教会駐日ポドヴォリエ 聖アレクサンドル・ネフスキー教会
東京都目黒区下目黒6-2-2
2008年3月建立
http://www.sam.hi-ho.ne.jp/podvorie/
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