カンボジアのQRコード決済と銀行口座開設

昨年、2022年11月に初めてカンボジアに滞在した。その時、首都プノンペンですが、QRコード決済が著しく普及し、ほとんどの支払い場面で利用できるということを垣間見た。

その背景は、Covid-19の非接触指向もあったとおもうが、元々、流通紙幣が自国通貨であるリエル紙幣よりも米国ドル紙幣の流通量が圧倒的に多く、ある文書では87％が米国ドル紙幣とのこと。価格表示も米ドルだったり、リエルだったりして支払いを米ドルで支払い、リエルでお釣りをもらうような使い勝手になっていたので、こういう場面でQRコード決済は、米ドル建てにしろリエル建てにしろ、どちらで支払おうと、米ドル口座から自動的に交換レートが適用され引き落とされる。

使い勝手はデビッドカードと同じようなので、口座に残高があれば、決済時に引き落とされる。それをスマホアプリで行う。

そのQRコード決済、ABA Payの普及が著しく目立つ、カンボジア第二位のAcleda銀行もQRコード決済サービスを提供している。他行も同様。

ABA銀行での口座開設はネット上の情報を参考にしたが、ビザが6ヶ月以上、就労証明もしくはそれに準じる書類の提出を要求される。日本企業が運営している口座開設代理業もあるようだが、筆者は独自に開設した。