Friday 21 January 2022

日本の電子マネーとは?遅ればせながらやっとキャッチアップ

 コロナ禍になり日本に継続して滞在している。それゆえ日本の生活に慣れるべくいろいろと試している。その中で以前から不思議に思っていた電子マネーを使ってみることに。交通系を含むプリペイドカードとの認識なのだが、海外では使った記憶がない、デビッドカードが主流だった記憶だし、モバイル決済、例えばApple Payとの違いもはっきりしない。

まずは、電子マネーサービスの概要を。
英語での電子マネー(electronic money)は紙幣や硬貨を持たないデジタル通貨を指し、暗号通貨のビットコインや中央銀行発行デジタル通貨などの新しい形態の電子的なマネタリーシステム(monetary system)を意味する。

つまり「電子マネー」は和製英語ということ。「電子マネー」は、あくまでも円などの既存の法定通貨の電子決済(キャッシュレス決済)サービス、特に少額、を意味しているに過ぎない。

日本では、金券やプリペイドカード等と同様に、資金決済に関する法律が法的な根拠となっている。磁気カード式やICカード式、通信手段を用いるサーバー型の電子マネーも対象である。NFC(近距離無線通信)の中で通信速度が最も高速なFeliCaが、少額決済手段としては最も普及している。

2020年の発行枚数(少額決済方式)
前払 楽天Edy:1億3,000万枚 (7.8%)
前払 WAON:8,263万枚 (7.0%)
前払 Suica:8,157万枚 (7.1%)
前払 nanaco:7,097万枚 (6.5%)
後払 iD:4,194万枚 (18.3%)
前払 PASMO:3,956万枚 (2.9%)

これを見ると基本的に前払いのプリペイドカードが主流となる。交通、コンビニ、携帯電話系が多い。楽天Edyは使ったことがあるのか、認識していない、カードは持っていて要求される度に出している。

プリペイド型および仮想マネー型の電子マネーには有効期限を設定しているものがある。すなわち、現金をチャージするなどして電子マネー化しても、その後利用せずに一定の期間を経過するとその価値が滅失すると言うことである。参考までに、民法における債権の消滅時効は10年間である

米国
いわゆる電子マネーのようなプリペイドカードではなく、クレジットカード の利用が主要な形態であり、約90%のオンライン取引がクレジットカードやデビットカードで行われている。交通系ではNY地下鉄がプリペイドカードを発行しているがチャージはクレジットカードで行える。

ヨーロッパ
デビットカード的に銀行口座と紐ついた非接触型のモバイル決済が主流となっている。Apple Payのようなものか。

それ以外の国でも交通系はプリペイドで存在する。
 

システム

ソニーの非接触型ICカード通信技術であるFeliCaが多い。

セブンイレブンの入り口に「利用可能な支払い方法」が表示されている。電子マネー、クレジット、バーコード決済、モバイル決済、クオカードと5種類の支払い方法に分類され、それぞれ使えるロゴが表示されている。クオカードだけ独立しているのはなぜか? 



さて、 実際に電子マネーを使う場面になったので試みた、セブンイレブンの分類ではバーコード決済のようだ。

最近、整理のためにヤフオクやメルカリで出品している。その売上をそのままコンビニなどで使えるという案内が時々届く。また、コンビニで使えるポイントが付与される、それゆえ、試してみた。スマホではマイナンバーカードを使っての本人認証やそれぞれの決済設定が必要だったりするので、その全体像を把握するのにやや時間がかかった。

メルカリポイントが付与された、コンビニでの支払いに使える説明だがそのコンビニで決済サービスが対応していないと使えない。セブンイレブンの場合はid決済だった。直ぐに使えると思って支払おうとしたが、支払えなかったのでネットで設定方法を調べて設定した。ヤフオクの売上もペイペイにチャージ出来るようにした、それまではヤフオクの支払いか銀行への送金だけだった。

 メルカリはスマホアプリの中にメルPayカードが作られた。その前に本人認証が必要、そしてID決済も設定しないと支払いに使えない。

 交通系はプリペイドそのものなのでクレジットカードと連動してチャージすれば使えるようになると思うが本人認証なりスマホでの設定は必要だ。

日本式の電子マネー、いささか混在し過ぎの感が否めない、デビットカードやモバイル決済、交通系カードだけで十分な印象だが、利用者の視点からすると。 

付与されたポイント500P(500円相当)の戦利品、セブンイレブンで以下の商品に、不足分はメルカリ売上から引き落とされていた。

 

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