Monday, 30 November 2020

2周年の港区郷土歴史館(旧国立公衆衛生院)‐ゆかしの杜

 白金台に東大医科学研究所の隣に同じようなデザインの建物がある。ここは私のお気に入り空間なわけで、週末、散歩がてら行ってみた。ここは港区立郷土歴史館、旧国立公衆衛生院で2002年まで使用されていたが、和光市への移転・統合まで使用されていた。


港区立郷土歴史館
https://www.minato-rekishi.com/


この建物は内田ゴシックと呼ばれる、東大安田講堂や総合図書館と同じ設計者である内田祥一により、昭和13年、1938年に大成建設の前進、大倉土木により竣工している。公衆衛生院は、関東大震災後に米国ロックフェラー財団が寄付した資金を基に建設された。



移転後の2009年に港区がこの土地建物を取得し、港区立郷土歴史館として改修、2018年10月に開館した。丁度、2周年を迎えたところである。目黒駅前の海軍大学跡地のように住宅として建て替えられなくて、幸いでした。改修費用は掛かっているし、維持管理にも職員を配置しているのでそれ相応の支出であろうが、医科学研究所と同様に歴史的な建造物が残されてよかった。



企画展以外は入場無料、地階にカフェがある。郷土資料館以外にも港区の公共施設が入居している。



自然教育園の隣の旧朝香宮邸もそうだ、プリンスホテルへの売却が住民の反対で頓挫、東京都へ売却され、アールデコの住宅は庭園美術館として整備されている。

目の前に、というか、旧伝染病研究所で北里柴三郎が所長だった東大医科学研究所の門を入った左側、に近代医科学記念館がある、こちらも必見だが、今は開館しているのか不明。

近代医科学記念館
https://www.ims.u-tokyo.ac.jp/imsut/jp/about/museum/index.html











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