Tuesday, 22 November 2011

Enpedradoとアスンシオンの道路ネットワーク


アスンシオンの街路に多い石畳の舗装を「Enpedrado」という。
デコボコなので走り難いの、よって自動車がそういう舗装路は避けるから良いのだという。
このEnpederado、厚さ150-200mmの石を敷き砂(150-200mm)の上に人力で敷いていく。

私は好きではない、風情はあるが。

アスンシオンの道路ネットワークの階級が良くわからない。幹線道路だけでは容量がオーバーしているようだ。住宅街の街路が走り易いアスファルト舗装だと需要を喚起して交通量が増加する。

もともとアスンシオンの都市構造の特徴から交通問題が発生しているように感じる。道路容量を一時的にオーバーするためではあるが。

アスンシオンはパラグアイ川のほとりに位置し、その先は川、川の先は大平原。

市街地は片岸に発達したので、どん詰まりとなっている。中心であるセントロはその一番奥のパラグアイ川に近い場所に立地している。商業の中心地であり、住宅はその東側に広がっている。

最近では、商業業務地区がMariscal Lopez ShoppingとShopping del Solとの間に多く集中し、ジワリジワリと郊外へ拡大している。

del Solの前あたりにWTC、20Fが4棟建つようだ。
http://www.abc.com.py/nota/municipalidad-de-asuncion-aprueba-construccion-del-world-trade-center/

そうすると、移動のパターンが単純になる。

通勤するときは、周辺からセントロに人が移動し、仕事が終わるとセントロから北東、東、南東へ人が移動する。

工場が南東に位置しているのでその移動もある。

要するにドン詰まりなので拡散しない、よって、一定の時間帯に詰まってしまう。
低密度な街なのに、道路が有効に使えていない。

どうにかならないのか。

公共交通機関の導入だろうか?この街もトラムが以前運営されていたが、自動車交通に圧されて廃止された。線路だけは埋め殺しになっているので時々みかける。

誰でも考えられるが、トラムの代わりに「MetroBus」という機関バスを導入する。IDB、OPECが融資するとニュースに出ていた。軌道系のトラムより建設費が安いし工期が短い。
http://www.abc.com.py/nota/presentan-informe-sobre-el-metrobus-en-fernando-y-san-lorenzo/

国全体から見てもアスンシオンはドン詰まりだ。西の端に位置し、パラグアイ川の向こうはアルゼンチンだ。しかし、橋はなく、その向こうに都市もない。

Enpedradoの話だったがややそれた。序でにもう一つ舗装の話を。土の舗装を「Enripiado」という。天然玉石を土に混ぜローラーで転圧した仕上げだ。これだと雨が降るとドロドロになると聞いた。
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