民活事業と称し、公共事業のようで一部の私企業への利益供与なのではと映る事業が視野に入ってくる。渋谷区立宮下公園の再整備、公園じゃないじゃないか、と。よく見ると立体公園とか、なんじゃこれは。最近では明治神宮外苑の再開発事業がこっそりと認可されたようで反対運動が盛り上がっている。宮下公園とは規模が異なるが事業者JVには同じ不動産会社会社が入っている。
さて、宮下公園の再整備だが民活事業として実施した渋谷区の三井不動産などの情報から概観してみた。ちなみに、渋谷区役所建て替えも民活事業で三井不動産が事業者となっている。これら別トピックで。
宮下公園は、渋谷区の児童公園としての位置づけ、それを変更して、官民連携(PPP)事業として再整備を計画、30年間の事業用定期借地権を設定し、公園の敷地を商業施設として整備し運営することにより収益事業を認める条件とした。
そして、渋谷区は公募型プロポーザル方式で事業者として三井不動産を選定した。事業者である三井不動産は、工事期間を含む34年10カ月分の事業期間の借地料として計235億2100万円を渋谷区に支払う。
商業施設やホテルを一体にしたMIYASHITA PARKが整備された。
https://www.city.shibuya.tokyo.jp/assets/kusei/000049195.pdf
渋谷宮下公園、全長330mの立体都市公園「MIYASHITA PARK」に
https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1230222.html
渋谷区立宮下公園の都市計画変更
https://www.city.shibuya.tokyo.jp/news/20161006miyashita.html
官民連携で渋谷に浮かぶ“空中公園”
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/mag/ncr/18/00013/122400023/
概要(渋谷区役所):
街区名称 MIYASHITA PARK
所在(地番) 南街区:東京都渋谷区渋谷1 丁目26
北街区:東京都渋谷区神宮前6 丁目20
竣工年月 2020 年4 月予定
開業年月 2020 年6 月予定
事業主 三井不動産株式会社
プロジェクトアーキテクト 株式会社日建設計
設計・施工 株式会社竹中工務店
構造規模
渋谷区立公園
商業棟 南街区 1 階~4 階 15,922 ㎡ ※駐輪場2 階(1,404 ㎡)含む:S造
北街区 1 階~3 階 10,649 ㎡ ※地下駐車場階除く:S 造 SRC 造 RC 造
ホテル棟 4~18 階(240 室)
駐車場 375 台:南街区97 台 北街区278 台(内、243 台が都市計画駐車場)
全長 約330m
敷地面積 約10,740 ㎡
延床面積 約46,000 ㎡
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