Friday 19 November 2021

区の無料胃癌検診

今週は健診ウィーク、健康診断を受診しようと手続きを進めていたところ、目黒区報に無料胃癌検診の案内が掲載されていたことを思い出して、先ずは消化器系専門クリニックで受診することにした。それゆえ、予定している健康診断では内視鏡検診を追加せず腹部エコー検査だけにして手続きした。これは上手くいったと思ったがクリニックで説明を聞いたところ、区の無料胃癌検診は検診のみで異常が見つかった場合は、再診での保険診療になるとのこと。また、明らかに癌細胞でないと検体を採取することはできない、疑いでは採取できない、という。(人間ドックでは出来るが検診ではできない、この点がよくわからなかったが。)
 
更に内視鏡検査はゲロゲロになるのが常で非常に辛い、私の場合は。それゆえ5年以上だと思うが間が空いている、バリウムを飲んでのX線撮影も内視鏡検査も腹部エコーも3年以上前から定期健康診断の項目から外れている。なので帰国時の検診では胃も腹部エコーも検査していない。内視鏡には口からと鼻からがあるが、ゲロゲロの原因を通過しない鼻からだと被検者にとっては楽だが、医師の視点では鼻からの内視鏡では見えにくいようで、口からの内視鏡が望ましいとのこと。鎮静剤(全身麻酔のようなものかな?)は区の検診では使用は不可(区によって異なる、世田谷区、杉並区は可←これは両区ともHPで確認したところ不可、局部麻酔のみ。)であるが、保険医療では使える。通常、内視鏡検査では喉に塗布する麻酔のみ。私のこれまでの内視鏡もこの喉に塗布する麻酔だった。
 
よって区の無料胃癌検診ではなく胃のもたれの診療として内視鏡検診を行った。鎮静剤は静脈から注入すると意識がなくなり(区はこの点をよしとしない)、その間に内視鏡検査が行われる。鎮静剤(麻酔)により検査が終わってしばらくフワフワしていたので、少し休んでから内視鏡検査結果の所見を聞いた。ポリープ(以前もありその場で取られた)は2カ所に、そして、黒い点(何かの跡?)、十二指腸の入り口、食道から胃への入り口に若干の炎症状(色が異なる)がみられたものの癌へ進展する組織は見られないということだった。生体検査の結果は2週間後、10年くらい前に受診した1日人間ドックの総合病院だとその場で医師が顕微鏡を覗いて判断してしてたが、クリニックなので委託しているのだろう。無料検診が保険診療で約2万円となったが専門医にしっかりと診てもらったのでこれで良しとしよう(現実はその差額が非常に応えるが)。
 
胃とは直接関係ないが、内視鏡検診の際に胸部と腹部のX線(クリニックレベルだとサイズが小さいのか、私の胸部全体が入らず何度も取り直した)と心電図の結果から、背骨が曲がっている、胃の異常はない、心臓が大きい、肺動脈が太いなどの指摘があり、心臓エコー(これも内視鏡)を勧められた。健診のつもりで検診したので異常は無くて当然だがそのように診断された(生体検査結果は2週間後だが)のでひとまず安心した。

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