その4の1のつづき、2020年9月21日、敬老の日で祝日、崎津集落から、そのまま天草の海側の国道389号線を時計回りに鬼池港フェリーターミナルを目指した。崎津集落の入り口には案内所があった。名称がビジターセンターではなくガイダンスセンターだった。
崎津集落から少し走ると大江集落が国道から見えたが、大江集落入り口に停車して遠くから眺めるだけにしてフェリーの時間を気にしながら鬼池港へ向かった。2車線の双方向で時々トンネルもあったが道路状況は良好で交通量少なく、信号もほとんどないのでかなり快適だった。
途中、走っていると正面に苓北の海側にある九州電力苓北発電所(700MWx2機、計1400MW、超超臨界圧石炭火力)に見えた。1号機は1995年に、2号機は2003年に運転を開始している。両機とも発電設備容量700MWの超超臨界圧石炭火力である。鬼池港には約1時間ほどで着いた。
九州電力苓北発電所(700MWx2機、計1400MW、超超臨界圧石炭火力)、http://www.kyuden.co.jp/effort_thirmal_k_hatsuden_k_reihoku.html
島原鉄道が天草の鬼池港から島原半島の口之津港までフェリーを運営している。熊本市から天草へ向かっている友人に電話すると、途中で渋滞に巻き込まれ昼頃には本渡には着きそうにないというので先を急ぐことにし、誘導されるままにフェリーの列に車を止めた。フェリーは先着順なので3列に車を並んで止め、それから、チケットを購入する。購入には車検証が必要となる、車のサイズを確認する、料金が車の大きさで課金されている。車の時計が13:28、表の時刻表にはないフェリーで14:00発?のチケットを購入した。5m未満の乗用車で運転手分を含み2940円だった。
チケット、14:00発だったと思うが時刻は明記されていない。
熊本市内から崎津集落を経由して鬼池港まで、走行距離160㎞、走行時間3:48、平均時速42km/h、燃費12.5km/L。
チケットを購入後、ターミナル周辺を見て回る、天草四郎の像と天草の案内があり今朝から走ったルートを確認した。道路状況が良好かつ交通量がほとんどないので走りやすかった。
天草は島である、上天草市からループ橋で海峡を渡って天草市の本渡へ渡る。
対岸、島原の口之津港からフェリーが着き、車を降ろした後に我々の車をフェリーへ順番に移動させる。車止めをスタッフがテキパキと置いていった。
海は凪、鬼池港から口之津港までのフェリーは30分ほどで到着した、僅かだったが船旅はいいものだ。着岸した後に口之津港ターミナルの駐車場へ。
南島原市口之津港フェリーターミナルビル、真新しい、ここはもう長崎県南島原市(平成の合併で出来た新しい自治体のような名称)、行政機関の出先と一体化した建物だった。口之津歴史民俗資料館があったがコロナ禍で閉館中、ビルの中を散策、チケット売り場や売店は開いていた。
駐車場で少し休憩して長崎までのルートを検討、素直に海沿いの一般道(国道251号)をひたすら走ることにした。
長崎市の手前から国道251号線が山越えと険しくなり、トンネルを通過したら長崎市街、長崎駅前付近だった、意図していたのはもっと南のほうだったが。初めての地はこういうことがよくある、特に長崎は地形が複雑だ。地図を見たら長崎駅からホテルはそれほど遠くはなく難しくはなかった。市電の走る街、いい雰囲気。
ホテルはオランダ坂の近く、大浦天主堂への坂の入り口のANAクラウンプラザ長崎グラバー、いい場所にある。予定よりかなり早く16:05に着いた。昨日までのAPAとは異なり無料駐車場付き(このホテルだけ特別だった、翌日の広島は一泊2000円も徴収された)だった。しかも玄関前に駐車させてもらった。
島原半島の口之津港から長崎市内まで約70㎞、約2時間かかった。
9月21日、走行距離229㎞、走行時間5:52、平均時速39km/h、燃費11.9㎞/L。宿泊:ANAクラウンプラザホテル長崎グラバーヒル
その5へつづく。
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