こんな映像が視野に入った。1985年の第11回ショパン国際ピアノコンクールのNHK特集、ほんの2ヶ月ほど前にワルシャワに滞在していた、数日だが、ワルシャワフィルもコンクールなども知らずに。映像に映る当時の街の様子、旧市街や人々、私の印象より明るい。
第11回はなんと日本人が26人出場、1次予選通過は10人、最終的に小山実稚恵さんが4位に入賞した。1位はソ連のスタニスラフ・ブーニン、モスクワ音楽院の19歳だった。3代続くピアニストの家系、神経質そうなと紹介されている(カメラが予選直後に追い回しているのが原因)。例のモスクワ音楽院のドレンスキー教授が代わりにインタヴューに応えていた。審査員のピアニストの園田高弘さんは「100年に一人出るか出ないかの逸材」と称賛していた。
このNHK特集が日本でのブーニンブームの火付け役となったとのこと。音楽に疎かったのでブーニンやショパンを聴いたのは何年も経ってから。NHK特集の本音はヤマハとカワイのピアノが演奏者に選ばれるか否だったのかと思う。2021年の第18回でもNHKはこの視点で特集を制作、放送している。
NHK特集ショパンコンクール'85
https://youtu.be/kv8mgdhpfEg?si=7FAk4JIqsuH8weIt
最終選考会でのブーニンの演奏
Stanislav Bunin plays Chopin Piano Concerto no. 1, op. 11 - video 1985
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