「カーテンコールのあとで」スタニスラフ・ブーニン著、1990年発行なので30年以上前に刊行されたブーニンの4半世紀の自叙伝的な本をやっと読んだ。
古本を買おうと考えたがプレミアムが付いていて手が出せる金額ではなかった。図書館で検索したら幸いに所蔵していたので借りてきた。が、なかなか読めず、借りて返却をなん度も繰り返していたが、今回やっと頁をめくる心境になった、そしたらあっという間に読み終えた。この本はロシア語で書かれて日本語に翻訳されたもの、ピアニストが書いた著作は演奏に向き合う姿勢がピアニストの視点で書かれていることが多く、興味があったからだ。また、ソ連時代の音楽教育や生活、モスクワ音楽院、西独への亡命、そしてショパン国際ピアノコンクールのことなども。
ピアニストの著作としては中村紘子が何冊か執筆しており、審査員の立場で書かれたチャイコフスキーコンクールなど、面白く読ませていただいた。
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