2015/9/10、地下鉄の吊り広告に目が止まった。
「尾州服地使用イージーメイドスーツ」
森英恵の夫君、森 賢の実家がこの尾州、尾張一宮で毛織物業か毛織物を扱う商店だったとものの本で読んだことがある。一宮は実家から名鉄尾西線で行けた街で叔母が住んでいて、七夕祭りに何度か行ったことがある。
尾張地方の毛織物業は戦後に盛況な時期があったが輸入品に押されて衰退し70年代にはその殆んどが転業を余儀なくされた。現在でもグローバル市場で競争力のある製品を生産する優位性の高い企業が存続している。黒の生地は尾州産と聞いたことがある。
子供の頃に大きな音を立てている自動織機工場へ入ったことがあるが、生地を織るために横糸をロケット型をした容器に入れそれを縦糸との間に往復させて織る仕組みを垣間見た。ものすごく大きな機械音とマシン油の臭い、そしてノコギリ屋根の工場が印象に残っている。実家は農村地帯だった、地主はそういう事業にも手を出していた。
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