2023/2/25
ハッサク(八朔) Citrus Hassaku Groupと言う柑橘類、妹の嫁ぎ先の空宅地に便宜的に植えられ、実を付けていたのでお裾分けをいただいた。このハッサク、尾道に原木がある。万延年間(1860年)、村上水軍の城跡、青影山の南麓(広島県尾道市因島田熊町)に、浄土寺の第15世住職、小江恵徳上人の生家があり、その近くに生えた雑柑が「ハッサク」の原木であった。
因島には古くから多種類の雑柑があり、温暖な気候で柑橘類が育ちやすい自然条件が整っていたほかに、村上水軍が東南アジアまで勢力を広げ活躍した際に遠征先から苗木や果実を持ち帰ったことも尾道原産の背景にあるようです。柑橘類は実生して交配を繰り返すと雑柑となり、その中の一つがハッサク(八朔)、
八朔と言う名は、八月朔日の略である八朔、旧暦の8月1日のことである。今は2月なのでかなりズレている。
ハッサクはナツミカン(夏蜜柑、夏代々)よりも、甘夏ミカン(川野夏代々、1935年に大分県の果樹園、川野により夏ミカンから選抜)よりも甘い。ナツミカンは江戸時代中期、黒潮に乗って南方から、山口県長門市仙崎大日比(青海島)に漂着した文旦系の柑橘の種を地元民(西本於長)が播き育てたのが起源であり、今でも山口県はナツミカンの産地である。浜松は三ヶ日みかんで有名ですが、湖西市の道の駅潮見坂で地場産の甘夏ミカンをたくさん販売していた。
柑橘類には目がないのです、というわけであっという間にいただきました、若干、昨日のビジネスランチの手土産に持っていきました。
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