Monday, 6 September 2010

エレバンでオクラを食す

オクラ(秋葵、Okra、学名:Abelmoschus esculentus)は、アオイ科トロロアオイ属の植物、または食用とするその果実。和名をアメリカネリと言い、ほかに陸蓮根(おかれんこん)の異名もある。英名okraの語源はガーナで話されるトウィ語 (Twi) のnkramaから。(wikiより)


オクラの和名がオクラではなく「アメリカネリ」とは知らなかった、それに、漢字もある、パソコンのIMEでは変換しないようだ。「秋葵」と書くようだ。オクラは日本の店でも「オクラ」だよな。ガーナの言葉が語源というの初耳だ。

このオクラの原産地はアフリカ東北部、エチオピア辺りが有力で、温帯から熱帯にかけて栽培されている。エジプトでは紀元前元年頃から栽培されているという。

さて前置きが長くなったが、エレバンのスーパーマーケットにオクラが売っていたので買ってみた。1kg当たりの値段は650AMD(USD=363AMD、9月3日)なのでこの季節の野菜にしては決して安くはない。先週買ったトマトは1kg当たり300AMD、玉ねぎ、パプリカも同様だったのだから。

その昔、実家で料理した時を思い出して小口きりにしてさっと茹でて、鰹節をまぶして醤油を垂らしたら立派な和食になった。ご存知の通り、茹でると粘り気が出てくる。この正体は、ペクチン、アラピン、ガラクタンという食物繊維で、コレステロールを減らす効果をもっている。これは良いではないか!

他の栄養素としては、ビタミンA、B1、B2、C、ミネラル、カルシウム、カリウムなどが含まれるため、夏ばて防止、便秘・下痢に効く腸整作用などが期待できる。これまた、好都合じゃないか。

エレバンの残暑は未だ厳しい(日本ほどではないだろうが)、先週初めは一気に秋かと思った爽やかな日があったが、今週は真夏と同じ40度手前がずーと続いたたので週末はヘトヘトだったのだ。8月初旬まで猛暑だったモスクワは最低気温が3-4度になっている。オクラも美味しいが秋が早く来てほしい。

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