Thursday, 2 September 2010

ロシアで第二次世界大戦終結記念日(9月2日)

ロシアの南下政策か?
ロシアでは今年、9月2日を第二次大戦終結記念日とする法案が可決された。この日は、65年前の1945年9月2日、日本が東京湾の戦艦ミズーリ号上で行われた連合国への降伏文書に調印した日だ。
ロシアではドイツに勝利した5月9日を「祖国戦勝記念日」としている、さしずめ9月2日は対日戦勝記念日の様相だ。この法案は連邦議会上院議長のミロノフ氏が提出したもの。終戦時のスターリン政権は9月3日を「対日戦勝記念日」に指定したが次第に形骸化、ソ連崩壊後の1995年に制定された新法で記念日指定からはずれていた。

メドベージェフ大統領が署名した条文には「日本」が含まれていないことや祝日ではない(国家記念日)ことから日本へ配慮したともいえる(好意的に受け取れば)が、ミロノフ氏は1981年に日本で制定された「北方領土の日」(2月7日)や、日本で発行されている地図で北方四島がロシア領から除外されている点などを挙げ、「歴史と現状の直接的な歪曲だ」と批判している。この背景には、北方四島を管轄するサハリン州の10年以上に及ぶ強い働きかけがあったようだ。

その一方で、「第二次世界大戦の評価結果をめぐる両国間の意見の相違は、経済関係拡大の障害にはならない」とも発言、懸案の北方領土問題を抱えているものの日露経済協力の発展は可能との考えを示したが、その真意はどこにあるのか?

この法案、エリツィン政権時に却下、プーチン政権下でも難色を示したが今回は、政権与党「統一ロシア」が妥協案の提起者になって収拾した。サハリン州の「世論」を政権が今後、領土問題で譲歩できない口実にする見方もある。着々と布石を打たれているようだな。

今こそ立ち上がれ日本!と言いたい。サハリン州もモスクワより遠く離れて主張したのかもしれないが、論理、間違っていませんか?それとも中央政府へのサハリン流バッシング?
http://japanese.ruvr.ru/2010/09/02/18358003.html
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