Friday, 20 June 2025

カキノキの剪定

 カキノキ(柿の木)の剪定は、実付きや木の健康を保つためにとても大切です。以下に、基本的な剪定方法を時期別にわかりやすく解説します。


🍂【1】剪定の適期

主な時期:

  • 冬季剪定(休眠期):12月~2月
    • 木が休んでいる間に行う基本的な剪定
    • 枝の整理や樹形の整えに適している

  • 夏季剪定(軽剪定):7月頃
    • 日当たりや風通しを良くする目的
    • 徒長枝や混み合った枝を整理


✂【2】剪定の基本方針

① 枝の種類の見極め

  • 結果母枝(けっかぼし): 実をつける枝。前年に伸びた短い枝で、花芽がついている。
  • 徒長枝: 真上に勢いよく伸びた枝。実はつきにくく、栄養を奪う。


② 剪定の目的

  • 日当たり・風通しを良くする(病害虫予防)
  • 樹形を整える(高さ・広がりをコントロール)
  • 実付きを良くする(花芽の充実)


🌿【3】実際の剪定手順(冬季剪定)

  1. 枯れ枝・病害虫枝・交差枝の除去
    • 枯れている枝や、交差してこすれている枝を根元から切る。
  2. 徒長枝の剪定
    • 真上に伸びる勢いのある枝は、基部から切るか、1/3~1/2ほど切り戻す。
  3. 込み合った枝の整理
    • 中央部が混み合っていると日が当たらないため、内側に向かう枝は間引く。
  4. 結果母枝を残す
    • 実をつけるため、前年伸びた短い枝(結果母枝)はなるべく残す。

🌞【4】夏季剪定のポイント

  • 実が大きくなってきたら、日陰になる葉を少し間引く(葉の7~8割は残す)
  • 徒長枝の処理:伸びすぎた新梢を軽く切ることで、養分が実に行きやすくなる

✅【5】注意点

  • 切りすぎない:切りすぎると翌年実がつかないことがあります
  • 花芽は前年枝につく:剪定で花芽を落としすぎないように注意
  • 毎年こまめに整えるのが理想

(続く)


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