Sunday, 19 July 2015

聖アンセルモカトリック目黒教会とアントニン・レーモンド

目黒駅前(杉野学園通り、住所は品川区上大崎)にある教会、アントニン・レーモンド設計、1954年の作品。フランク・ロイド・ライトの助手として帝国ホテル建築の際、来日。当時のボヘミア王国、現在のチェコ生まれ、プラハ工科大学で建築を学び、後に米国へ移住する。

戦前、米国へ帰国、戦中に日本の大都市の空襲で使用された焼夷弾の開発に協力、東京の木造家屋の街並みを米国に再現して実際に焼夷弾を使用しその効果の検 証が行われた、その結果は後の東京大空襲などに使われた(協力した真相は諸説ある、ガソリンをグリース状にしたのはスタンダード石油の協力)、戦後、再来 日し建築設計活動を再開、この教会は再来日後の設計となる。

築後60年を経てもまったくその年月を感じさせない、60年前はさぞや眩しかったことだろう、戦後10年、駅周辺にはこの高さの建物は稀だっただろう。



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