Tuesday, 26 June 2012

白金高輪は清正公前でよかったのに-三田線

1989年(平成元年)、都営6号線(三田線)の三田駅以南の事業免許の申請が行われた。その時は、三田 - 清正公前という駅名だったが、現在は白金高輪駅となっている。

三田線・南北線に白金台駅があるし、浅草線に高輪台があるのだから、清正公前のままで良いのにわざわざ白金と高輪を組み合わせる必要があったのかと疑問に思う。

駅の場所が丁度白金と高輪の境界上に位置することは事実であるが、ここは近くの清正公(覚林寺)があり、清正公前というバス停があるのだから素直に清正公であってほしかった。

清正公(せいしょこう)とは、秀吉の家臣であり縁戚関係であった加藤清正のこと、目黒通りと桜田通りの交差点近く(東京トヨペットの裏)にある最正山 覚林寺(清正公)に位牌と像が祀られていることから、「清正公様」と呼ばれている。交差点の名称も「清正公前」となっている。

この地はかつて熊本藩中屋敷の一部であった。覚林寺は、寛永8年(1631年)、文禄・慶長の役の際に清正によって日本へ連れてこられた李氏朝鮮第14代国王宣祖の長男、臨海君の子の日延の隠居寺として開山している。

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