エルサレムの聖墳墓教会、主日、復活祭の前日行われる「聖火の奇跡」の儀式。ここ聖墳墓教会はギリシャ正教、ローマカトリック、アルメニア正教、エジプトのコプト教、シリア正教、エチオピア正教の6つの宗派が共有している。
「聖火の奇跡(Holy Fire)」の儀式はここで行われる。イエス・キリスト(Jesus Christ)の復活を象徴する儀式で、信徒たちはギリシャ正教(Greece Orthodox)の総主教が持つ蝋燭に天から火が送られると信じている。この行事は少なくとも、聖墳墓教会が建てられた紀元後4世紀から行われてきた。ギリシャ正教エルサレム総主教のテオフィロス3世(Theophilos III)は「アクシオス(Axios、「汝はふさわしき者なり」の意)」と唱えながら教会の中心にある装飾された墳墓の周囲を3度まわった後、イエス・キリストが埋葬されたとされる場所に建つ神殿に入り、その後火の付いた数本のろうそくを持って再び現れた。そして、世界各地から集まった巡礼者たちがろうそくの火を受け渡した。
触っても火傷をしない奇跡の火、ギリシャ正教の伝承では中世において少なくとも3回、キリスト教の他の宗派が天から聖なる火を受けようと試みたが、その願いがかなえられることはなかったとされている。
http://www.pravoslavie.ru/english/102739.htm
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