Tuesday, 12 October 2010

秋追い越し違反、早くも暖房です

つい2週前までは30度を超していた気温が急に低下、今朝は4度となり一気に秋深まりし・・・という状況、風邪を引いている余裕などないので昨晩は暖房を付けて寝た。それでも朝方は寒さで目が覚めるほど、日中は20度近くまで上がるが日が落ちるころになると寒い。

この国の暖房システム、日本で言うところの個別温水ヒーティングシステム、湯沸かし器で温水を沸かして各部屋に設置してあるパネルへ送る輻射熱式 だ。この暖房システムが完備されていないとオイルヒーター等になり、冬は寒い思いをする。今年の2月に事務所で風邪を引いた。日本のような灯油のストーブ はなさそうだ。

旧ソ連圏ではセントラルヒーティングシステムが一般的なのだが、ソ連崩壊直後、ナゴルノ・カラバフ紛争のためアゼルバイジャンと戦勝状態になり、その際、熱供給できず、また、維持管理も出来ず数年放置したら使用不可になり、日本と同様な個別ヒーティングとなったようだ。

これはこれで合理的で、昨年のタシケントでは、部屋の中が寒いのにまだ熱が供給されない、そこそこ部屋の中が暖かいのにヒータが調節できない、よって、真冬でも窓を開けて部屋の温度を調節していた。これは、ブルガリアのソフィアでも同じだったな。

日本の暖房システムももう少し考えたほうがよい。分譲住宅の場合、温水による床暖房は一般的になったが、各部屋やトイレ・洗面所等まではまだ普及 していない。なぜだろうかと疑問に思うのだが、後からパネルを設置できるような配管にもなっていない。もう少し、長い目で住宅を設計してほしいものだと、 この地域で仕事をするとつくづく感じる。

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