Monday, 16 August 2010

終戦記念日をエレバンで考える

今日、65回目の終戦記念日を迎えた。全国戦没者追悼式が日本武道館で開かれ、天皇、皇后両陛下や首相、遺族ら計約6000人が参列し、戦没者約310万人の冥福を祈るとともに、平和・不戦への誓いを新たにした。

毎年行われている光景だが「平和・不戦への誓い」は具体的にどのような政策に繋がっているのか、ただのリップサービスとも思えなくもない。この背景には戦後の支配体制関連しているが、しかしだ、21世紀のこの今、過去のしがらみに世界第2位の経済大国(今年中には中国に抜かれ第3位となる)が何時までも引きずっていて良いのだろうかと素朴に感じる。今やらねば何時やるのか?先送りばかりでは不安が募るばかりである。

過去の遺物を盾に取って国際社会の活動に参加できませんと言ったところで矛先が鞘に収まるものではない。残念ながら鳩山外交はオバマ政権には無視された感が否めない。現政権はどうだろうか、外交と軍事力が物を言う現代においてどう国際社会と向き合うのだろうか。今後どのように日本という国家を運営していくのだろうか、疑問ばかりが浮かび上がる。

遠く日本を離れエレバンの地において今後の日本を考えたとき、巧みな日本外交と政権運営を切に願う次第。

余談だが昨年のこの日はタシケントの日本人抑留者墓地(ヤッカサライ)で毎年終戦記念日に行われている追悼式典に出席していた。日本人会が主催して行っており、大使をはじめ在留邦人が数多く出席する。

終戦直後、隣国のグルジアには数が少ないが日本人抑留者が滞在した記録があるが、アルメニアには無い。この視点からも関係が薄い。

千鳥ケ淵戦没者墓苑
http://www.env.go.jp/garden/chidorigafuchi/
靖国神社遊就館
http://www.yasukuni.jp/~yusyukan/

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