Monday 9 August 2010

エレバンの夏とロシアの猛暑

予想以上にエレバンの夏は暑い。標高900m、北緯41度(秋田県とほぼ同じ緯度)ながらである。最高気温が37-38度、最低が22-23度が現状だ。しかし、暑いというニュースはないのでこれが並みの夏の暑さなのだろう。

他方、ロシアでは130年ぶりの大干ばつ、南部では40度を超え、モスクワでも38-39度、1972年以来の小麦の不作が予測されている。ロシアは世界第四位の小麦輸出国、穀物市場では小麦価格が既に50%高騰している。この旱魃はウクライナやカザフスタンも同様な被害を及ぼしていることだろう。

1972年の小麦不作のときはソ連が米国の小麦を買占めした、何時だったか日本でも米の不作で米を輸入せざるを得なくなったとがあったが、ロシアは数日前に小麦輸出を禁止したという。売らなくても自給は出来るということは優位性があるが、急にお互いの依存関係が崩れると問題になる。

今年の猛暑はもう一つ、山火事ならぬ森火事の発生だ。あまりピンとこないが乾燥して森に火がつき森火事となる。中国やパキスタンでは豪雨だというのにだ。

エレバンの夏、なぜモスクワのほうが暑いのか?この暑さの問題は都市インフラが暑さに対応していないことから、冷房がない、ということが多々ある。エレバンはいつも暑いのだろう、エアコンは設置されているので問題はないが、果たしてモスクワはどうだろう、公園の池にでも飛び込みたくなるのでは。

小麦高騰
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/4133

異常気象による小麦減産
http://press.onbiz.yahoo.co.jp/pr/ShowPrLeaf/id/R0001315_RR000072697

暑さと乾燥で野火がモスクワ近郊やロシアの各地の森林で発生
http://en.rian.ru/russia/20100805/160087032.html
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