昨年11月、モスクワのシェレメツェボ空港から出国するときにすごい検査装置があるものだと感心したのが全身スキャンマシン、出国ゲートへ向かう際にによくあるのはゲートをくぐってピーが通常。ピーとなったら、ハンディスキャナで、身体の周りを再度スキャンする。
この優れものは、シャワーブースのようなボックスで両側が開いており、下に丸い台がある。その垂直方向両側に可動式のスキャンが設けられている。 搭乗者は、この丸い台に乗り、バンザイをし静止すると可動式のスキャンが身体の両面を一度にスキャンする。しかもこの全身透視スキャナーは処理がものすご く早い。
優れものだと感心していたこの全身透視スキャン、先月、アメリカ行きの航空機で起きた爆破テロ未遂事件(クリスマスデーボマー)を受けてヒース ロー空港での導入が検討されているが議論を呼んでいる。というのは全身を透視できてしまうからだ。つまり、身体のラインからオチンチンの輪郭まで見えてし まうのでプライバシーの侵害にあたると市民団体が主張しているという。テロかプライバシーか、どちらが優先されるのかは説明までもないが、一気に導入が進 みそうだ。
最近の全身透視スキャナー導入のニュースから、ロシアの安全に対する対応は非常に迅速且つ実践的だということがよく理解できた。ロシアも内戦を抱えているからだろうが、金をかけるところには惜しみなくかけるロシアは偉い!
全身スキャン検査、ヒースロー空港で実施へ日テレNEWS24
イタリアも導入検討中。
http://
Body scanners not 'magic technology' against terror
http://
L3 Communications
http://www.dsxray.com/products/mmwave.htm
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