Saturday, 1 March 2025

べらぼうの『金々先生』と目黒不動尊(龍泉寺)

 NHK 大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」(8)逆襲の『金々先生』の最後に近所の目黒不動尊(龍泉寺)が放映された。この回の「金々先生」では黄表紙「紀行金々先生栄花夢」(安永4年(1775年)刊行。恋川春町の作・画)が人々の心を奪った様子が描かれている。その金々先生こと金村屋金兵衛が目黒不動尊にお参りした後の物語ゆえ、霊験著しく諸人の知るところとなったとのこと。それ以前に徳川家光が鷹狩りの最中に鷹がいなったが目黒不動尊で祈ると境内に戻ってきたとの逸話もある。

金々先生栄花夢(あらすじ抜粋)

昔、ある村に金兵衛という人がいました。貧乏暮らしがつくづくいやになった金兵衛は、江戸に出てひともうけしようと考えます。目黒不動尊にお参りした後、茶屋でひと休みして餅が出来るのを待つうちに眠ってしまった金兵衛。ふと目を覚ますと、江戸で商いをしている大きな店の番頭さんが、目の前で頭を下げているではありませんか、。

<中略>

と思ったらそれは全て金兵衛の夢で、目が覚めたのはちょうど粟餅が出来上がる時分のこと。金兵衛はハッとして、たとえ人間栄華を極めたとしても、それも一時の夢のようなはかないものなのだと悟り、そのまま生れ在所へ帰ったのであった。

あらすじ全文はコメント欄wiki参照のこと。










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