Wednesday, 21 November 2018

アンマンでのアパート‐その3新アパートへの引っ越し

本日、やっとアパートの引っ越しが完了した。つまり新アパートに引っ越してから旧アパートの引き渡しが完了した。

昨年11月初旬、アンマンに赴任したものの限定的な現地情報の提供から自らアパートを探すべく人伝に個人オーナーや住むべく地区の不動産仲介業者を紹介してもらい、新事務所移転先も具体的な情報がないまま、もう少し時間が必要な状況だったがバグダード出張が控えていたこと等、かなり無理をして決めたアパート、さらに住宅手当予算を超え持ち出しの賃貸料だった、で前に漕ぎ出した。特に大家に関しては面談した際の印象や契約書ドラフト作成上での印象から非常に懸念があった。第一印象は確かに重要だということを後に証明されてしまう。このような状況なので契約更新は最初から頭になく、なんとか1年間やり過ごした。場所もアパートも問題ないが大家が問題なのは尾を引く。

私は、基本、アパートは借りず、サービスアパートメントか安ホテルに長期逗留するのが常である、しかし、このアンマンでは物価が高くかなわず、アパートを借りる以外、選択肢がなかったのである。その旧アパートから、場所的には旧アパートと近い、それも住宅手当を若干超える程度の新アパートに引っ越しすることができた。旧アパートの引き渡しの際には最後の最後まで大家が大家の態度を示さなかったことは残念であるが、これがアンマンの現実、金亡者であることを再度見せつけられた。

新アパートは、旧アパートと基本的にフロア構成は同じ、2LDKである。それぞれのベッドルームにバス(シャワーのみ)ルームが付き、ゲスト用トイレも付いている。一人なので一部屋しか基本的に使わない。また、ここは収納が豊富にありどこへ何を入れたかを忘れてしまいそう。

暖房は温水の輻射熱式はこの程度の広さでは見かけない、つまりエアコンでの暖房となる。よって冬期だけ電気代が通常月の5倍程度になる。輻射熱式の暖房は灯油を焚くことから、電気料金の数倍の燃料費を要するとのこと、3LDK以上のアパートには完備している。天然ガスが引かれればもっと安くなるはずだが、トルコや旧ソ連圏では非常に快適だったのに尾を引く。

この都市では使い勝手の良い完成度の高いアパートは昨年かなりの数の物件を見ているが、帯に短し襷に長し的が多かった、賃料が高いとそれなりだが、それに対応する手当ではないのも現実、しかも単身なので通常の80%の支給となる。

ヨルダンの不動産仲介手数料は、大家から年間家賃の5%、店子からも同じく年間家賃の5%を徴収する。

アンマンでの今回の件は、要するに懸念があることを無理して進めてはいけないという教訓。

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