Saturday, 20 July 2013

放射線量の単位 mcR/hとmcSv/h

気になっていた放射線量の単位、あるサイトで「mcR/h」を使っていたので調べてみた。mcR/h(1時間当たりのマイクロレントゲン)とmcSv/h(1時間当たりのマイクロシーベルト)の関係は以下の通り。

100 mcR/h= 1mcSv/h

単位:mcR/hとmcSv/h

放射線量の測定単位には様々な種類があります。
レントゲン(Roentgen):1928 年以来、放射線の放出量と被ばく線量の測定に用いられています。
シーベルト(Sievert):1979 年から採用されている単位で、スウェーデンの科学者ロルフ・シーベルトの名前から付けられました。放射線の生物学的影響のみを考慮した場合、100 レントゲン = 1 シーベルトです。

1 シーベルト(Sv)の 1000 分 の 1 が 1 ミリシーベルトです。
ミリシーベルトは各種診断法(レントゲン、CTスキャンなど)の測定単位としてよく使用されています。
1 マイクロシーベルト(1 mcSv)は、1 ミリシーベルトの 1000 分の 1、すなわち 1 シーベルトの 100 万分の 1です。フィルム式レントゲン撮影では 500~800 mcSv、デジタル式で 60 mcSv、頭部断層撮影では確実に 1,000~15,000 mcSv に達します。最新の螺旋式断層撮影では 400~500 mcSv、二次元撮影式の顎顔面撮影では 45~60 mcSv です。

1 mcSv や 5 mcSv は非常に小さな値です。家庭用テレビ画面の前に 3 時間いると、5 マイクロシーベルトを受けます。「低線量」と呼ばれ始めるのは 100,000 mcSv からです。これは、放射線に対する人体の否定的反応が実験室で直ちに検出できるようになるのが、100 ミリシーベルトからだからです。
したがって、年間 100 ミリシーベルトまたは 1 時間当たり 11 マイクロシーベルトは、人体にとって危険のない被ばく量です。ロシアのバックグラウンド放射線量は 0.05~0.20 mcSv/h(5~20 mcR/h)です。
http://www.kaspersky.co.jp/downloads/pdf/manual_3_web_%D0%904.pdf

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