Tuesday 2 April 2024

バイカル湖のオームリ(サケ科)とリストビャンカ観光村

 「オームリО́муль」バイカル湖のみに生息するサケ科の魚、1985年年7月初旬、シベリア鉄道でナホトカからモスクワへ向う途中、イルクーツクに下車し一泊(7月4日着、5日発)、バイカル湖畔のリストビャンカ観光村ツアーへ参加した。

ランチも付いていたが、このバイカル湖産白身魚オームリの切り身を天ぷらのような小麦粉だけを付けてフライにした料理を、バイカルホテルのレストランで食べた。ヨーグルトがかかっていた、白身で美味しかった記憶だ。ホテル近くの桟橋にはそのオームリを獲る漁船が停泊していた。

写真はバイカル湖、リストビャンカ観光村、バイカルホテル等。

暁星学園フランス人教師と筆者、バイカル湖を背景に
バイカル湖畔の観光村Listvyanka 

木造のロシア正教会、ニコリスカヤ正教会 
木造住宅、窓の装飾に特徴があった

湖畔沿いの道路、右側がバイカル湖

 

「オームリО́муль」バイカル湖のみに生息するサケ科の魚オームリのフライをランチに食べたバイカルホテル。 

「川越史郎著 ロシア国籍日本人の記録」を読んでいたら、モスクワ海外放送ハバロフスク支局からモスクワ本社へ転勤が決まり、モスクワへ向かうシベリア鉄道がバイカル湖畔に一時停車する行に「オームリ」が紹介されている。「バイカル湖のほとりを走るうちにゆっくりと汽車が停車した・・・、バイカル湖畔の駅に汽車が着くと地元の女たちがプラットホームに立ち並び、オームリのバター焼きや燻製にしたものを大きなフキの葉に乗せて売っていた。その美味を先刻承知の清田君は飛び縄をほうり出してホームに飛び降り、ほかほかと温かいやつを両手にかかえ、そそくさと個室(クペ)に入ってきたものだ。」

私が乗った列車は、バイカル湖畔を走り車内から間近にあーこれがバイカル湖かと思いながら眺めた記憶があるが湖畔の駅には停車せずその次に停車したのはイルクーツク駅でした。この著者の場合、1951年か52年の夏とある、当時はそうだったのだろう、各駅での物売りは停車の楽しみであった。

 



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