Thursday 7 November 2013

2世代前のThinkPad X61へWindows7 64bitをインストールする計画(2)

先日、「ThinkPad X61へWindows7 64bitをインストールする計画(1)」の続き、その2です。

リカバリディスクが付属しない機種なので、ハードディスクのリカバリ領域にOSが保存されていることからそのデータを読み込んで工場出荷時の状態(XPがプリロードでしたが、中にはVistaが入っているはず)にすることへ駒を進めることとした(Vistaにすることは意味が無く、単に、D to Dリカバリが可能かどうかの確認)。しかし、予定通り進まない。進捗は以下の通り。

1.BIOSを出荷時の状態へ戻す
http://support.lenovo.com/ja_JP/research/hints-or-tips/detail.page?LegacyDocID=SYJ0-0372EC2

BIOS 設定の初期化手順は以下の通りです。

1.周辺機器及び増設メモリーを全て取り外します。

2.ThinkPad の電源をオンにします。

3.以下のいずれかの方法で [BIOS Setup Utility] 画面に入ります。

BIOS にアクセスする方法は 2 つあります。
<方法1>
  1. ThinkPad ロゴ画面にて「To interrupt normal startup, press the ThinkVantage button」というメッセージが表示されたら、[ThinkVantage] ボタンを押します。 IBM ThinkPad ロゴ画面にて、「To interrupt normal startup, press the blue Access IBM button」 というメッセージが表示される場合は、[Access IBM] ボタンを押します。
  2. 「Rescue and Recovery」 のメニュー画面が起動します。パスワードを設定している場合は、パスワードの入力画面が表示されますので、パスワードを入力します。
  3. 「Rescue and Recovery へようこそ」の画面が起動したら、「続行」のボタンをクリックします。
  4. 左側メニュー欄内にある 「BIOS へのアクセス」 をクリックします。
  5. 「システムの再始動が必要です。続行しますか?」と表示されますので、[はい] をクリックします。コンピュータが再起動します。
    再起動後に 「BIOS Setup Utility」 画面に入ります。
<方法2>筆者はこちらの方法
IBM ThinkPad ロゴ画面にて、「To interrupt normal startup, press the ThinkVantage button」 というメッセージが表示されたら、[F1] キーを押します。 IBM ThinkPadロゴ画面にて、「To interrupt normal startup, press the blue Access IBM button」というメッセージが表示される場合があります。
4.[F9] キー(Setup Defaults) を押し、表示された画面で 「Yes」 を選択し [Enter] キーを押します。

5.[F10] キー(Save and Exit) を押し、表示された画面で 「Yes」 を選択し [Enter] キーを押します。

コンピュータが再起動します。以上で BIOS 設定の初期化は終了です。

メニュー画面より 「Restart」 を選択することにより、同様の作業を行うこともできます。

BIOS の初期化を行い出荷時の状態に戻しても、リカバリー(ハードディスクの内容を出荷時状態に戻す)は行われず、ハードディスク内のデータは消去されません。

2.Disk to Disk でのリカバリー手順
http://support.lenovo.com/ja_JP/research/hints-or-tips/detail.page?&LegacyDocID=SYJ0-0190EE1
以下の手順でリカバリーを実行します。
  1. ThinkPad の電源をオンにし、Lenovo ロゴ画面にて [ThinkVantage] ボタンを押します。
    (Startup Interrupt menu画面が出てくる場合があるので、その時は[F11]ボタンを押してください。)
  2. 「Rescue and Recovery 4」のメニュー画面(ワークスペース)が起動します。パスワードを設定している場合は、パスワードの入力画面が表示されますので、パスワードを入力します。
    「Rescue and Recovery にようこそ」画面が表示された場合には、「続行」ボタンを押します。  次回表示させたくない場合には、「再び表示しない」の頭のチェックボックスを一回クリックしチェックを入れてから「続行」ボタンを押します。
  3. 左側のメニュー欄の「システムの復元」をクリックします。
  4. 「システムの復元」画面が表示されます。
    ステップ: 以下のオプションから実行したいことを選択してください:」と表示されますので「ハードディスクを工場出荷時コンテンツに復元します。」にチェックを入れて [次へ] をクリックします。
  5. ステップ3へスキップし、「 ステップ: 以下のオプションから実行したいことを選択してください:」と表示されますので、「どのファイルも保存しない。」を選択して [次へ] をクリックします。
    この画面からデータの保存を行なうことも可能です。各項目の説明に関しては以下をご参照ください。
    * 最新のバックアップ以降に作成または変更したファイルを保存する:Rescue and Recovery を使用してバックアップを行なわれている場合、最後にバックアップを行なわれた後に変更があったファイルのみを保存することができます。
    * 最新のバックアップ以降に作成または変更したファイルのリストから、保存するファイルを選択する:Rescue and Recovery を使用してバックアップを行なわれている場合、最後にバックアップを行なわれた後に変更があったファイルを個別に指定して保存することができます。
    * 現在のハードディスク・コンテンツのリストから、保存するファイルを選択する:ハードディスク内に保存されているデータを指定して保存することができます。
  6. 次のメッセージが表示されます。 [次へ] をクリックします。
    ステップ: システムの復元
    「ハードディスク全体の再フォーマットを実行し、コンピュータを出荷時コンテンツに復元しようとしています。すべての個人データや設定、お客様がインストールしたアプリケーションは削除されます。「次へ」をクリックして復元処理を開始します。」
  7. 次のメッセージが表示されます。 [OK] をクリックします。
    「処理中は電源をオフにしないでください。この処理中に電源をオフにすると、データを損失することがあります。「OK」をクリックして続行してください。」
  8. 「Lenovo Base Software Selector」画面がで、次のメッセージが表示されます。 [次へ] をクリックして続行します。
    「出荷時コンテンツの復元」は、コンピューターを別の部署に移動する場合、コンピューターを売却する場合、コンピューターをリサイクルする場合、 または他のどのリカバリー手段も失敗した後に最後の手段としてコンピューターを操作可能状態にする場合に最適な機能です。(以下省略)」
  9. 「ご使用条件:」の画面が表示されます。条件に同意される場合は、「同意します」を選択し [次へ] をクリックします。
  10. 次の画面では、「出荷時状態へのリカバリー (標準)」を選択し [次へ] をクリックします。(出荷時状態へのリカバリー項目が表示されない場合がある、筆者の場合もそうだった。その場合は「Rescue and Recovery 4」を再インストールするとのアドバイスがネット上にあったので筆者は4.23 Windows XP(32bit)をダウンロードして再インストールした。しかし、「出荷時状態へのリカバリー」が表示されなかった。) 
  11. 次のメッセージが表示されます。 [次へ] をクリックします。 「「次へ」をクリックして、リカバリー処理を開始します。」
  12. 「ハードディスクの準備中です。お待ちください...」というメッセージ画面に進行状況のグラフが表示されます。しばらくすると「作業を完了する には、コンピュータを再起動する必要があります。今すぐコンピュータを再起動しますか?」とのメッセージが表示されます。 [はい] をクリックします。
  13. 「システム再起動のメッセージ」画面が表示されます。そのまま 10 秒待つと自動的に再起動します。または [続行] をクリックすると今すぐ再起動します。
  14. 再起動がかかります。システムファイルの書き込みがしばらくの間行われ、Windows のセットアップ画面が表示されます。画面の指示に従いセットアップを完了します。
 「Rescue and Recovery 4」を更新しても「出荷時状態へのリカバリー」が表示されなかったので、リカバリーディスクを作成し、「工場出荷時点へのリカバリー」を試みた。リカバリーディスクの作成は以下の通り。

リカバリー・メディア を作成する方法
http://support.lenovo.com/ja_JP/research/hints-or-tips/detail.page?LegacyDocID=SYJ0-00FD13E

作成・購入したリカバリー・メディアにてリカバリーを実行する方法
http://support.lenovo.com/ja_JP/research/hints-or-tips/detail.page?&LegacyDocID=SYJ0-018BC37

手順は以下の通り、果たしてDisk to DiskにあるVistaが再インストールされるのか、それとも、プリロードのXPなのか

ここからがどうもインストラクションと異なる。

  1. 作成した 1枚目のメディア(始動メディア/レスキューメディア)から起動します。

    購入された CD の場合、「Rescue and Recovery Disk 1 of 1」という CD で起動します。
  2. 「Rescue and Recovery 4」のメニュー画面(ワークスペース)が起動します。「Rescue and Recoveryにようこそ」という画面が表示される場合は「続行」をクリックします。

    この「ようこそ」画面を再度表示させないようにするには、「再び表示しない」にチェックを入れてください。
  3. 左側のメニューで「システムの復元」をクリックします。

    USBデバイスに関するメッセージが表示された場合、そのまま「OK」をクリックします。
  4. 「システムの復元」画面が表示されます。

    「ステップ: 以下のオプションから実行したいことを選択してください:」と表示されますので 「ハードディスクを工場出荷時コンテンツに復元します。」にチェックを入れて「次へ」をクリックします。

    続行するとハードディスク内のデータが失われる旨のメッセージが表示された場合、同意される場合はそのまま「OK」をクリックします。
  5. ステップ3へスキップし、「ステップ: 以下のオプションから実行したいことを選択してください:」と表示されますので、「どのファイルも保存しない。」を選択して「次へ」をクリックします。

    この画面からデータの保存を行なうことも可能です。各項目の説明に関しては以下をご参照ください。

    • 最新のバックアップ以降に作成または変更したファイルを保存する: Rescue and Recovery を使用してバックアップを行なわれている場合、最後にバックアップを行なわれた後に変更があったファイルのみを保存することができます。
    • 最新のバックアップ以降に作成または変更したファイルのリストから、保存するファイルを選択する: Rescue and Recovery を使用してバックアップを行なわれている場合、最後にバックアップを行なわれた後に変更があったファイルを個別に指定して保存することができます。
    • 現在のハードディスク・コンテンツのリストから、保存するファイルを選択する: ハードディスク内に保存されているデータを指定して保存することができます。

  6. 次のメッセージが表示されます。「次へ」をクリックします。

    「ステップ: システムの復元」「ハードディスク全体の再フォーマットを実行し、コンピュータを出荷時コンテンツに復元しようとしています。 すべての個人データや設定、お客様がインストールしたアプリケーションは削除されます。「次へ」をクリックして復元処理を開始します。」

  7. 次のメッセージが表示されます。 [OK] をクリックします。

    「処理中は電源をオフにしないでください。この処理中に電源をオフにすると、データを損失することがあります。「OK」をクリックして続行してください。」
  8. 「出荷時コンテンツの復元」画面が表示されます。「次へ」をクリックして続行します。
  9. 「ご使用条件:」の画面が表示されます。条件に同意される場合は、「同意します」を選択し「次へ」をクリックします。
  10. 「次へをクリックして、リカバリー処理を開始します。」と表示されます。「次へ」をクリックします。
  11. 「Predesktop インストーラー」という画面が表示され、コピーが開始されインジケータが自動で上がっていきます。
  12. 次のメッセージが表示されます。1枚目のメディア(始動メディア/レスキューメディア)をドライブから取り出し「OK」をクリックします。 その後電源ボタンを長めに押して電源を落とします。

    「復元を続行するにはドライブから CD を取り出し電源スイッチで電源を切り、再度電源を投入しシステムを起動してください」
  13. 再度電源を投入します。
  14. 起動時に次のメッセージが表示されます。

    「"Product Recovery Supplement Disc"をお持ちの場合は、D:ドライブに挿入して「はい」をクリックしてください。 お持ちでない場合は、「いいえ」をクリックしてください。」

    • 作成されたメディアの場合 : 「いいえ」をクリックして進めます。
    • 購入されたメディアの場合で Supplemental Recovery Disc セットがある場合 : Supplemental Recovery Disc を挿入して「はい」をクリックします。
    • 購入されたメディアの場合で Supplemental Recovery Disc セットがない場合 : 「いいえ」をクリックして進めます。

      機種によって購入されたメディアに Supplemental Recovery Disc が付属する場合があります。

  15. 「Product Recovery ディスク 1 をドライブ D に挿入してください。」と表示されたら、リカバリー CD の 1枚目を挿入し「OK」をクリックします。
  16. 画面の指示通りにディスクを入れ替え、リカバリーを続行します。
  17. 最後のリカバリー CD/DVD からの読み込み後、「作業を完了するには、コンピュータを再起動する必要があります。 今すぐコンピュータを再起動しますか?」とのメッセージが表示されます。メディアを取り出して「はい」をクリックします。

    (ここでメディアが入ったままの状態で「はい」をクリックしても問題ありません。その場合はリカバリー完了後にメディアを取り出してください。)
  18. 「システム再起動のメッセージ」という画面が表示されます。「続行」をクリックします。もしくはそのままの状態でも自動的に再起動がかかります。
  19. 再起動後にデスクトップ画面が表示され各システムファイルなどの書き込みがしばらくの間行われます。 (「Please wait, Preload Customization in progress....」という画面やコマンドプロンプト画面などが表示され自動的に進みます。)
  20. ファイルなどの書き込みが全て完了すると、Windows のセットアップ画面が表示されます。画面の指示に従いセットアップを実施します。 
「15」で「Product Recovery ディスク 1 をドライブ D に挿入してください。」で作成したディスクを挿入するも、「これは正しいディスクではありません」とのメッセージで拒否、またまた中断してしまった。

どうもおかしい・・・、2枚のディスクが要求されている。

その原因は、リカバリディスクを作成している時に1枚だけだと思いこみ、2枚目を焼くポップアップをキャンセル(席を離れスリープ状態になっていたので前回のが重複していると勘違いした)していたのでは、としばらくして思いだした次第。

よって、ハードディスクに収納されているであろうWindows Vistaはインストールできなくなり、直接Windows7をインストールすることにした。

VistaモデルのXPプリロード、一つの関心はDisk to Disk領域にはどのOSが工場出荷時でリカバリーされるのかという疑問はスキップすることになった。まあ、時間がかかることなので直接的に64bitのOSをインストールした方が今回の目的には沿っている。

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