Sunday 27 October 2013

富有と次郎

庭に柿木が二本あった。そのうち一本は母屋を建替えるときに移植したがその後枯れてしまった。もう一本は現在もあるが古木然としている。

子供のころは渋柿だったがある時から甘い柿がなるようになった。母によると「富有と次郎」を接木したという。なので一本に二種類の柿がなる。しかし、今年は数個しかなっていない、隔年のようだ。

その富有と次郎について、一言。」

柿は本来渋柿であり、甘柿は渋柿の突然変異種と考えられている。柿の代表的な品種は、富有と次郎、次郎は富有より果汁が少なく大きい。富有は、1898年(明治31年)、福島才治により品評会に出品され、「富有」と命名された。岐阜県瑞穂市居倉に原木がある。

次郎柿は、1844年(弘化元年)、松本治郎吉が、静岡県周智郡森町の太田川で見つけた幼木を自宅に持ち帰り植えたのがはじまりで松本次郎吉が品種改良をに由来する。

不完全甘柿の代表的な品種は、川崎市の禅寺丸や愛知県が発祥の筆柿などがある。

富有の意味は「天下を治める」。

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