Friday 22 April 2011

こんな時だからこそODAを減らすな。日本の存在感を高める。国際社会に安堵感を与える。ODA削減は視野が狭い…毎日新聞4月22日

政府・民主党は東日本大震災からの復旧・復興に向けた第1次補正予算案の財源にあてるため、政府開発援助(ODA)を削減する方針だ。だが、ODAは日本の国際社会での存在感を高めるうえで、極めて重要な手段である。

震災後の日本の振る舞いに海外の耳目が集まっている今だからこそ、対外支援は減らさない姿勢を貫くべきではないか。それがこの震災に負けず、これからも平和と繁栄に非軍事面で貢献するという日本のメッセージを、世界に送ることにつながると思う。

軍事国家にならず、貧しい国のインフラ整備や教育、衛生の向上への支援を地道に続けてきた日本のこれまでの歩みは、誇るべきものだ。政治的な理想、政策の魅力で世界への影響力を行使する力を「ソフトパワー」と呼んだハーバード大学のジョセフ・ナイ教授は、日本のソフトパワーの柱にODA大国であることを挙げている。

今回の震災で多くの貧しい途上国が日本に支援をしてくれたのは、日本への「恩返し」という側面もあるだろう。

日本のODAは91年から00年までずっと世界一だった。その後は財政難を理由に減り続け、現在は米英独仏に抜かれて世界第5位に転落している。ピーク時は1兆2000億円近かったが、今年度予算では半額の5700億円だ。この間、日本の国際舞台での影響力は低下し、日本人は国際貢献への関心を失って、内向き志向を強めてきた。

政府・民主党はそのODAをさらに500億円削るという。確かに、震災で大変な時に対外援助は減らしてもしかたがない、との主張にも一理はある。表だって不平を口にする国はないかもしれない。

だが、だから削っても文句はこないと考えたとすれば、視野が狭いと言わざるを得ない。削減を主導した岡田克也民主党幹事長は外相時代、戦略的なODA路線を打ち出していた。

その理念はどこに行ったのか。

04年のインド洋大津波では、日本のODAでつくったモルディブの防波堤が津波被害を食い止めるなど、
ODAは日本と途上国の絆のシンボルとなってきた。かつては中国へのODAに批判が集まったが、対中ODAのほとんどを占めてきた円借款は07年度で新規供与を終えている。

無償援助の対象上位国は今、アフガニスタン、スーダン、モザンビークなど、紛争や災害で困窮にあえぐアジア、アフリカ、中東の国だ。

ODAを減らさないことは国際社会に安堵(あんど)感を与え、日本の外交力を強くする。震災という危機で問われているのは、日本はどういう国なのかということだ。

長い目で見た国益を、真剣に考えたい。

ソース(毎日jp):
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/archive/news/20110420ddm005070054000c.html

Wednesday 20 April 2011

復興財源 ODA削減は再考を (毎日新聞 社説)4月20日

政府・民主党は東日本大震災からの復旧・復興に向けた第1次補正予算案の財源にあてるため、政府開発援助(ODA)を削減する方針だ。

だが、ODAは日本の国際社会での存在感を高めるうえで、極めて重要な手段である。震災後の日本の振る舞いに海外の耳目が集まっている今だからこそ、対外支援は減らさない姿勢を貫くべきではないか。それがこの震災に負けず、これからも平和と繁栄に非軍事面で貢献するという日本のメッセージを、世界に送ることにつながると思う。

軍事国家にならず、貧しい国のインフラ整備や教育、衛生の向上への支援を地道に続けてきた日本のこれまでの歩みは、誇るべきものだ。政治的な理想、政策の魅力で世界への影響力を行使する力を「ソフトパワー」と呼んだハーバード大学のジョセフ・ナイ教授は、日本のソフトパワーの柱にODA大国であることを挙げている。
今回の震災で多くの貧しい途上国が日本に支援をしてくれたのは、日本への「恩返し」という側面もあるだろう。

日本のODAは91年から00年までずっと世界一だった。その後は財政難を理由に減り続け、現在は米英独仏に抜かれて世界第5位に転落している。ピーク時は1兆2000億円近かったが、今年度予算では半額の5700億円だ。この間、日本の国際舞台での影響力は低下し、日本人は国際貢献への関心を失って、内向き志向を強めてきた。

政府・民主党はそのODAをさらに500億円削るという。
確かに、震災で大変な時に対外援助は減らしてもしかたがない、との主張にも一理はある。表だって不平を口にする国はないかもしれない。だが、だから削っても文句はこないと考えたとすれば、視野が狭いと言わざるを得ない。削減を主導した岡田克也民主党幹事長は外相時代、戦略的なODA路線を打ち出していた。
その理念はどこに行ったのか。

04年のインド洋大津波では、日本のODAでつくったモルディブの防波堤が津波被害を食い止めるなど、ODAは日本と途上国の絆のシンボルとなってきた。かつては中国へのODAに批判が集まったが、対中ODAのほとんどを占めてきた円借款は07年度で新規供与を終えている。
無償援助の対象上位国は今、アフガニスタン、スーダン、モザンビークなど、紛争や災害で困窮にあえぐアジア、アフリカ、中東の国だ。

ODAを減らさないことは国際社会に安堵(あんど)感を与え、日本の外交力を強くする。震災という危機で問われているのは、日本はどういう国なのかということだ。長い目で見た国益を、真剣に考えたい。

ソース
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20110420k0000m070161000c.html

Sunday 17 April 2011

千鳥ヶ淵の桜

桜と言えば千鳥ヶ淵、千鳥ヶ淵といえば桜。素晴らしい眺めです。

Friday 15 April 2011

駐日ロシア連邦大使館でビザ申請を行う(2011年4月)

駐日ロシア連邦大使館でビザ申請を行う(2011年4月)

実に駐日ロシア大使館でビザ申請を行なうのは1985年以来である。当時はソヴィエト連邦大使館であったが。しかし、大使館の場所もその領事部の場所も変 わらない。麻布狸穴にあるロシア大使館の前に車を止めようと思ったが領事部の前に警察官が立っているのでやや憚られ少し六本木寄りに止めた。

領事部の入り口は大使館とは別、鉄の柵のような門扉を開けて中へ進むと、ロシア人用の窓口とその他用で進む方向が異なる。ところが中へ入ったところ、なぜかロシア語を話す女性が多い、ロシア国籍ではないのだろうか。

それはそれとして、右奥の待合にはかなり多くの人が座っているので、この人たち全てがビザ申請かと思い観察してみるとどうもそうではない。実際に 窓口に並んでいる人は数人のようだ。周囲を良く見渡すと整理番号発券機があり、番号札を取る。窓口は三つ、1、2番が申請窓口で、3番が会計(支払い)窓 口となっている。

待っている間に再度室内を良く見渡す。奥に自動販売機があり、入り口付近にはロシアの案内がおいてあったのだろう、パンフ入れがほとんど空状態 だった。ソ連時代はここへ来るとソ連で出版された日本語のソ連案内が各種あり、まあ、プロパガンダ的ではあったが、かなり楽しめた記憶だ。

前に並んでいた人が2番窓口へ進むと直ぐに1番窓口が空いたので窓口へ進んだ。係員は若い男性、必要な書類(申請書、招聘状)とパスポートを出す。係員が申請書の内容を確認し、不備はその場で書き加えた。いつ渡航するのか、書き忘れていたからだ。

書類の確認が終わると料金が書かれている小さな紙切れを渡されるのでそれを3番窓口へ出す。私の場合、料金は0円にチェックがしてあった。業務ビザ、通常期間(1週間)の受け取りなので窓口に張ってある料金表のとおり無料であった。

3番窓口はソ連時代と変わらない愛想のない年配の女性だった。ただ仕事はテキパキとこなし、イエローの引換証を渡された、それで申請が終了した。

日本以外でロシアビザを何度が取得したがことがあるが、この領事部の雰囲気はソ連時代を思い起こさせる雰囲気があった。 受領の日が楽しみだ。

Wednesday 6 April 2011

OutLookのデータファイル(.PST)は小さくならない

非常に違和感を感じるのだがOutLook2007のデータファイルであるPSTファイルはメールデータを削除しても小さくならない。普通に考えると削除すれば小さくなる、この論理は適用できないようだ。
http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/win2ktips/996olpstcmp/olpstcmp.html

データファイルを小さくするには単に圧縮しか方法がない。これも違和感がある。
File, Data Management,「個人用フォルダ」をクリック
ポップアップでダイアログが立ち上がる。

「Compact Now」で圧縮(英語版)

以前からのメールを統合したので既にデータファイルサイズが11GBと巨大化している。
かなり削除したので小さくなるものと思ったがプラスだけでマイナスにはならない、永遠にこのサイズは大きくなり続けるのだろうか?

Tuesday 5 April 2011

ANA国際線無料手荷物許容量の変更

4月1日よりANAは国際線無料手荷物許容量を全路線共通とし以下の許容量へ変更した。太っ腹ですね。他社も追随してくれると助かるのですが。

エコノミークラス 23kg x 2個
ビジネスクラス 32kg x 2個
http://www.ana.co.jp/int/guide/baggage_rule_2011/baggage.html

Monday 4 April 2011

世界反検閲の日とThe Enemies of the Internet

世界反検閲の日と言うのをご存知だろうか、2008年にReporters Without Bordersが設定したとのこと、10カ国がThe Enemies of the Internetとしてリストされている。
Burma,
China,
Cuba,
Iran,
North Korea,
Saudi Arabia,
Syria,
Turkmenistan,
Uzbekistan
Vietnam.
http://march12.rsf.org/en/

25カ国の大使館が一時閉館や移転

こんなに多くの大使館が閉鎖や移転をしていたとは・・・。

25カ国の大使館が一時閉館や移転
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110323/dst11032318270045-n1.htm

ロシア大使館は避難せず 外務省情報局長
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110324/erp11032423140010-n1.htm